【活動レポ】親子で楽しむ里山体験(冬の公園で遊ぼう!)

そだつ
  • LINEで送る

2月4日、5日に「親子で楽しむ里山体験」を開催

すず里山里海移住フロント主催で、冬の公園で遊ぶ体験プログラムを開催しました。
講師として室井修一さん(国立妙高青少年自然の家 次長)をお招きし、2日間で合計12組のご家族にご参加いただきました。

当日、まずは図書館(多目的室)にお集まりいただき、スケジュールや注意事項をご説明しました。次に参加者同士で自己紹介を行ってもらいました。今回は珠洲市内にお住まいで1歳~小学校2年生までの子どもたちと保護者がご参加くださいました。

さあいよいよ、野外活動へ向かいます!
と、その前に、室井さんから冬をテーマにした絵本の読み聞かせをしていただきました。

「雪に残ったあしあと」のお話しや、「降り積もった雪のかたち」のお話しを聞いて、なんだか外に行くのが楽しみになりました。

そして、いざ出発です。

室井さんを「たいちょう」として、「しゅっぱ~つ!」の掛け声とともに野々江総合公園まで移動します。早速、途中の雪道で子どもたちは元気いっぱいです。そそくさと進む子もいれば、途中にある草木が気になって立ち止まる子、雪に足がはまってしまい動けない子など様々でした。

公園に到着するとまずは準備体操として、2チームに分かれて「どっちが雪玉を多く作れるか」や「どっちが雪を高く積み上げられるか」を競い合いました。

身体が温まったところで、次は公園内を散策です。

すると、公園内で何かの「あしあと」を見つけました。そしてその周囲には「丸い何か」がありました。

子どもたちは、その「丸い何か」を集めてみました。

そして、たいちょうからお話がありました。

「このあしあとは、なんだと思う?・・・そう、うさぎです」

「ではこの丸いのは?・・・そう、うさぎのフンです」

「げ~~~~~!!!(一同)」

おそるおそる勇気を出して匂いを嗅いでみる参加者たち(大人も子どもも)。
意外にも、うさぎのフンは臭くありませんでした。(うさぎは草などを食べるので、フンが臭くないんだそうです。)

普段から遊んでいる身近な公園で、よく観察してみるとうさぎがいるかもしれないことに、わくわくしました。

次は公園の奥側にある池に向かいました。池は一面すっかり凍っていました。

子どもたちは池に向かって雪玉を投げてみたり、「〇〇ーー!!」と大好きな人の名前を叫んだりしました。

※注意:凍った池などには絶対に子どもだけで行かないこと

それから雪が降り積もった階段を滑りました。一番上からだと、スピードがつきすぎてしまうので、少し下まで降りたところから一人ずつ慎重に。

これで公園散策は終了し、ここからはフリータイムとしました。
みんな思い思いに、遊びなれた遊具で遊ぶ子もいれば、雪の結晶を探す子や、再び雪積みをする子など様々でした。

ここで一旦休憩をとってもらい、各自お手洗いやお着替えを済ませて図書館まで戻ります。

それから活動の様子を写真で振り返りました。
子どもたちが自由に遊び、大人たちがそれを見守る、もしくは一緒になって遊ぶ姿が印象的でした。

その後、大人たちは大人同士で振り返りトークなど交流をしました。「いつもは靴下が濡れるだけで嫌がるのにずぶぬれになりながらも楽しそうに遊んでいた」、「こんなにもこの子に体力があるなんて知らなかった」、「冬で雪が積もっていても公園で遊べるんだ」、「身近にうさぎがいるだなんて」などの声がありました。子どもたちは絵本を読んだり、お絵かきをしたり、写真を撮ったりして過ごしました。

最後に、室井さんから活動を通しての感想などをいただきました。「すぐにダメと言わずに、子どもたちを信用してあげて、見守ってあげることで成長するということ」、「遊びから学び成長するということ」などをお話いただき閉会となりました。

ご参加いただいた皆様、講師の室井さん、本当にありがとうございました。このように「身近な場所で気軽にできる」里山・里海体験を今後も企画していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。またのご参加をお待ちしております。

※文章や写真については1日目と2日目を混合して記載しております